2009年4月8日水曜日
俺は沢ヤだ!/成瀬陽一
いよいよ発売です。
僕も校正とかでかなり手伝ったし、僕の撮った写真も載っています。
やっと形になり嬉しいです。
2007年7月号(6月15日発売)の岳人に「単行本になります」と書かれて、もう2年近くなってしまいました。ずいぶん遅くなりましたが、決してサボっていた訳ではありません。確かにしばらくは「本になるらしいんだよー」と他人事のように言っていましたが、去年の正月の台湾から帰ってからは、ずっと「ゲンコウゲンコウ」と言いながら書いたり直したりを繰り返していました。
もともとは去年の夏には出るはずでしたが、ずるずると延びてしまい、やっと出ることになりました。
岳人の連載「俺は沢ヤだ!」や、それ以外の岳人の記事で一度発表したものもありますが、それらも大幅に書き換えています。また、書き下ろしたものも多いので、連載を読んだ方も十分楽しめると思います。
内容は沢登りの事になりますが、そこに込められているのは、未知なる世界との出会い、野生生物たちとの出会い、自然の中に入っていくことの大切さです。
沢登りをやる人はもちろんですが、やらない人にも読んで欲しいです。十分面白いと思います。
フリークライマーの皆さんにも読んで欲しいな。
「俺は沢ヤだ!」の写真もご覧ください。
書名:俺は沢ヤだ!
著者:成瀬陽一
発売日: 2009/3/16
価格: ¥ 1,500
出版社: 東京新聞出版局
【目 次】
序章=俺は沢ヤだ!危機一髪!台湾豊坪渓下流部
第1章=沢ヤ成瀬の生い立ち
第2章=日本の大渓谷 黒部川剱沢
第3章=ゴルジュとエロスの不思議な相関 称名川ザクロ谷
第4章=大滝登攀のひそかな悦び 春川万滝沢
第5章=探検的沢登りの勧め 富士山麓景ヶ島渓谷と御嶽山赤川地獄谷
第6章=神の領域 大理石の大回廊 台湾三棧渓
最終章=沢登りの地平を拓くもの 世界における沢登りの可能性
オフィシャルの紹介文
軽妙な文体で危険な山行を報告した、岳人の好評連載企画「俺は沢ヤだ!」が大幅に加筆され、待望の単行本として出版される。
山登りを知らない人からベテランまでを魅了した「渓谷溯行家(けいこくそこうか)」成瀬陽一が、その登山人生をまとめた渾身の一冊。
豊富な登山家経験をもとに披露される世界観。冒険談でありながら実用的な登山記。
数多くの写真のほか地図、溯行図、銘渓一覧など役立つ情報もたっぷり盛り込んだ。
実用、読物双方の魅力を兼ねそなえた完成度の高い本書は、登山愛好家だけでく、幅広い層の読者を楽しませてくれる。
【著者紹介】
成瀬 陽一(なるせ・よういち)
1962年愛知県豊田市生まれ。20歳で沢登りに出会い、以後今日まで25年間国内外で沢ざんまいの日々。大学卒業と同時に南アルプス山麓のフリースクールにスタッフとして参加。山村の暮らし、子供たちとのかかわりのなかあらたなる人生観を得てきた。現在は黄柳野高校非常勤講師。理科・環境担当。探検部顧問。
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