2010年12月31日金曜日

2010年のまとめ

今年もそろそろ終わりですね。
僕は今年は珍しく年末年始は実家に帰っています。
貴重な連休なので出かけたかったのですが、いろいろあって、こうなりました。まあ今年は仕方ないのかな。

今年はジム作りに関わる事になり、そのままジムで働くことになり、という自分でも予想していなかった展開になりました。
クライミング関係の仕事に就くことはもう無いと思っていたのですが…。

ジム作りをしていた4月~7月はほとんど登りに行けず、春シーズンは鳳来にもほとんど行きませんでした。
ジム作りが終わった夏から再び登り始め、そしたら意外と調子が良かったのでメタフォースにトライ。登れそうな気がしたので、かなり通ったのですが、結局登れないままシーズンを終えてしまいました。
今年はこれまでに比べて登った日数が少なかったのと、メタフォースにしつこくトライしたために他のルートをほとんどやっていなくて、レッドポイントはほとんどありませんでした。
Pikuを勘定に入れるなら14aを9回登ったことになりますが、それ以外は「大ちゃんルート」(13b)・「真夜中のサーロイン(仮)」(5.12+)を登った以外は10台、11台を少し登ったくらいでした。今年はルートはいまいちだったような気がします。
あ、ダイモスは1月に登ったので、今年だったか。もうずいぶん前のような気がしていましたが、あの年末年始の城ヶ崎は楽しかったなあ。

ボルダーは割と成果があって、「AKIRA」(g?)や「マッドドッグ」(f)がパッと登れたり、「軍鶏」(二段)が登れたりと成長したかなと思える感じでした。
僕はルートの方が好きなのですが、今年は今までに比べるとボルダーの比重が大きく、やってみると結構楽しかったです。
来年はこれをルートに生かせるといいな。

毎年恒例の島行きは、今回は2回も行って、奄美大島と沖縄本島に行きました。
どちらも初めてだったのですが、楽しかったです。
年に数回しか泳げていないですが、海の世界ももう少し追求していきたいな。

来年はどういう生活になっていくのかまだ自分でも分からないですが、責任も出てくるし、いろいろ頑張らなくてはなと思っています。
みなさま来年もよろしくお願いします。

2010年12月28日火曜日

サーロイン

27日(月)は久々にKーニーさんと登ることになり、鳳来へ行ってきました。

Kーニーさんはプロジェクトをやっていましたが、面白そうだったなー。

僕は先日Kーニーさんが初登した「真夜中のサーロイン(仮)」(5.12+?)をやりました。2回目で登れたけど、苦手な核心凝縮系のルートだったので、はまってもおかしくない感じだったし、登れて良かったな。
最近は同じルートばかりやっていたから、新しいルートをやるのは新鮮でした。

今回は写真無しです。

2010年12月10日金曜日

20代最後の日

明日は30歳の誕生日。
20代最後の日を締めくくるために豊田へ。
まあ本当は木曜に登りに行きたかったのですが、体がだるくて起きられず。Kamba氏、申し訳なかったです。

で、出直しの本日も起きるのが遅く、家を出るのが遅くなってしまい3時間くらいしか登れないので、ちょっと遊ぶくらいかなーと思いつつ、大給城址へ。

まずは「鯉のぼり」(d)を登ってアップ。

そして、久々の「ポールポジション」(d)へ。
1年ぐらい前にやったら登れなかったのですが、今回は一発で登れました。
やっぱりマントルでちょっとびびったけど登れて良かったー。
登れてうかれる

次はダイヤモンドスラブかなと思ったけど、なんか出来ない。
暑いからということにしてやめて、「ミテ」をやろうかと思ったけど、落ちると穴にはまりそうで怖いし、「AKIRA」の練習でもしてみようかなと。

去年K下さんと来たときにムーブは見ていたので、なんとなく覚えていました。
で、やってみたら、なんかいい感じ。

これはいつか登れそうかなーと思っていたら、7~8回目に登れてしまったー!
信じられない!自分でもびっくりでした。


20代最後の日をいい締めくくりできて良かったな~。

2010年10月27日水曜日

チョックストーンアタック

10月22日~26日で沖縄に行ってきました。

その中で何分かだけボルダーをしました。

2時半頃に具志頭へ到着。
変わった形の岩がたくさんあって、なかなか良い雰囲気の場所です。
しかし、日曜日だと言うのに、暑いからかボルダーやってる人は一人もいない…。
釣りをしている人と、日陰で休んでいるおじさんぐらいしかいませんでした。



とりあえず、チョックストーンアタックを探し、登ってみました。
染み出しがあって濡れてたからちょっと悪かったけど、ガバなので登れました。
1回目はリップに出るところでちょっと悪かったので降りてしまい、やり直した2回目に登れました。


他の課題はどんなものかなーと思って、うろうろしたけど、トポを持っていなかったからよく分からないし、暑いので退散。
帰り間際に地元クライマーが来て、「みんなもっと涼しい時間に来るんだよ」と教えてくれました。

2010年10月8日金曜日

2010.10.07 ナル谷の大滝

そして翌日10月7日。

ナル谷の大滝に行く事になりました。ここも結構登られているけれども、だいたい途中から左のブッシュに入っているそう。しかし、ブッシュに入らずにダイレクトに登れるんじゃないかということで、成瀬さんは少し前に来たそうですが、その時は途中で断念して降りたそう。が、やっぱり行けるんじゃないかと思っていたそうで、この日に行くという事になりました。

日が当たりだすのが遅いという事もあり、遅い起床に遅い出発。
そして11時頃に登攀開始・・・ちょっと遅すぎたかも。
全景
上部は傾斜もあるし無理そうに見えるんですが。

1P目成瀬リード。出だしが濡れていてちょっと嫌でした。前回来た時はもっと水が少なくて、乾いていたそう。数日前にかなり降ったので仕方ないのかな。

2P目田中リード。易しいけどプロテクションが取れない感じでちょっと緊張しました。

3P目成瀬リード。核心ピッチ。ヌルヌルで水がしたたっているし、傾斜は強いしで、とても悪そうでした。というか、フォローでも結構嫌な感じでした。

4P目田中リード。出だしが悪かった。というか、恐かったです。これはクラックなのか?それともブロックが乗っている隙間?という所にエイリアンをかませてアブミで乗越し。
あとはしばらく快適に進み、最後はヌルヌルしたスラブ状をほとんどプロテクションが取れずに登るという感じでした。
水流際をずっと登っていって落ち口に立ったときは嬉しかったです。


今回はブッシュに入らず、岩のラインをずっとつないで登ることができました。ラインも良かったし、充実した登攀ができ、ほんと良かったです。

2010.10.06 中ノ滝

10月6日に行った大台ケ原・中ノ滝の記録です。

中ノ滝はメジャーなルートになっているようで、成瀬さんも10年以上前に単独で登ったそうです(日本の渓谷'97に掲載)。
この滝は上段・中段・下段に分けたときに、上段は右のブッシュに入ってしまうのですが、左壁を登れるんじゃないかと言う事で、今回行くことになりました。



1P目成瀬リード。濡れていたので、結構悪そうでした。

2P目田中リード。乾いた岩を快適に登っていって、最後にちょっとのっこし。


3P目成瀬リード。出だしは簡単で、途中から壁が立ってくるものの、快適。

4P目田中リード。下段最終ピッチ。簡単なトラバース。

5P目成瀬リード。あんまり覚えてない…。快適な岩登りだった気がします。

6P目田中リード。快適に登っていって、最後にちょっと悪いのっこしだったような。

7P目成瀬リード。トラバースして滝身に入ってから直上。

8P目田中リード。中段最終ピッチ。左上のち直上だったかな?

ここで中段落ち口に到着。上段左壁を偵察するも、可能性が感じられない。ということで、通常通り右壁を登ることに。

9P目田中リード。草っぽいところを登った後に、左にトラバースして、残置ボルトにアブミをかけて滝側に出る。
その後岩の部分を上がっていったけど、ロープが重くなってしまって、大変でした。上がらずに切ってしまえば良かったかな。

その後は成瀬リードで右に上がって行って、ブッシュに入り、少し巻く感じに。

そして最終ピッチは、もう一度滝身に出てきて、岩部分に出たら、少し上がってからシャワーで滝の中に入り直上。寒いからそれまではあまり濡れないようにしていたのに、結局最後はびしょ濡れになってしまいました。


僕は今年はいろいろ忙しく、沢登りは去年の9月の五十沢以来やってなかったし(てことは今年は沢登り無し!?2005年に初めて沢登りに行ってから、沢に行かなかったのは今年が初めてです)、滝登りも去年11月の「鼻白滝」と「ほしやわた滝」以来でした。
沢も滝も行ってなかったけれども、結構厳しそうなところになってしまったなと思いつつ行く事になりました。
結局、通常のルートを登ることになり、成瀬さんは以前も登っている事もあり、物足りないようでしたが、僕には足慣らしとしてちょうど良かったかな。
やっぱりフリーとは違った充実感があって良かったです。

2010年5月21日金曜日

久々の鳳来

今日は休みで、同じく今日が休みのK下さんと鳳来へ行きました。

K下さんのプロジェクトに行く予定だったけど、あまりの暑さにやる気をなくしたK下さんが、ダム管理所を過ぎた後になって「やめて良い?」と言い、引き返し。
乳岩駐車場に移動し、マットをかついでKーニーさんから教えてもらったボルダーを見に行きました。そしたら見つからず。昼ご飯を食べて川でのんびり。
昨日までの雨でボルダーは駄目なので、駐車場へ戻りました。

駐車場でどこかのエリアに行くか、もう帰ろうかとしばし話し合い。30分ほどして、やっぱりガンコ岩へ行く事に。
マットを置いて、ハーネス・ロープを持ちガンコ岩へ。

汗をだらだらかきながらガンコに到着。
この時すでに14時過ぎ。
岩場は登るとちょっと暑いけど、下でじっとしているとちょっと肌寒いくらいでした。

前回ガンコに行ったときに「大ちゃんルート」(5.13b)が登れそうな感じだったので、またやりました。
まずはK下さんがオンサイトトライしたけど、核心に入った辺りでテンション。ちょっとムーブを試した後に上まで抜けずに降りてしまいました。
僕は1回目はムーブ確認。

K下さんは次のトライで登ってしましました。うーん、やっぱり強い。さすがだなあ。

そして僕は次のトライは駄目で、その次に登れました。



そして、あのまま帰らなくて良かったと言い合いながら、15時半くらいだったかな?には引き上げました。

超短いボルダー系ルート(クリップは無いし、8手しかないし)で、あんまり良いルートではない気がするけど、登れればやっぱり嬉しかったです。
今まで年に1回触っては、「ムーブ出来ないやー」とほったらかしていたルートですが、成長してるのかなあ。

最近は全然ちゃんと登っていなかったし、昨日の夜に久々に体重を測ってみたら5kgも増えていて、やばいかもと思ったけど、平気だったなあ。しかし、ちょっとダイエットしないと。

写真はR.P.時に足ブラでポーズをとるK下さん。

2010年5月12日水曜日

恵那ボルダー

久々の更新になりました。

4月のクライミングは鳳来・ガンコ1回、ジム1回のみでした。完全にモチベーション切れかなあ。

で、そろそろ登らなきゃいけないなあと思っていたところ、10日は恵那の近くを通る事があったので、ついでにボルダーに行きました。

しかし、シトシトと雨が降り、駄目そうな感じ。とりあえず行くだけ行ってみようかなと思い、駐車場へ。
雨でもルーフなら大丈夫かなと思い、「ゴールデンルーフ」(初段)をやることにしました。駐車場に着くと地面はあんまり濡れてなくて、大丈夫そう?

ゴールデンルーフの岩には14時過ぎに到着。
雨は降ったり止んだりでしたが、岩は大丈夫でした。

到着後、昼御飯を食べてからトライ。
最初はムーブが分からず、無理かなー?という感じだったけど、分かったら登れました。



登れた後は段々雨が強くなりそうな感じだったので、他のものは登らずに帰りました。

最近ちゃんと登ってなかったから、初段がパッと登れたのはほっとしたし、嬉しかったです。
あと、やっぱり岩は楽しいなー。

2010年3月13日土曜日

BSC(B★SPOT Competition)1st

今日は浜松のジム、B★SPOTでボルダーコンペがありました。
近くなので、久々のコンペですが出てみました。

エキスパートクラスの予選は20課題用意してあって、1時間×2回のセッション。
渋滞も少なくてクタクタになるまで登れました。

なんとか決勝に出れたのですが、なんと運良く優勝してしまいました!
嬉しかったな~。

課題はどれも面白かったです。
大規模なコンペとは違って、手作り感があって、和気あいあいとやっている感じで楽しかったです。

B★SPOTのみなさん、セッターのみなさん、一緒に登った皆さん、ありがとうございました。


2010年3月6日土曜日

マーズのこと


今回のロクスノに佐藤さんのマーズ第二登の記事が載りました。
記事にもちょっと名前が載っているように、僕も一緒にトライしていたのですが、このブログにはマーズの事は書いていませんでした。

海亀エリアには「フォボス」(5.12d)、「ダイモス」(5.13a)、「マーズ」(5.14a)の3本のクラックがあります。

まず、初めて行った日に「フォボス」を登り、その後2日間で「ダイモス」を登りました。
意外とすぐに登れたので、「マーズ」もしつこくやればいけるのかな?と期待しつつ「マーズ」は4日間もやったけど、結局1回もムーブは出来ませんでした。

ロクスノ24号のOld but Goldでは核心までで5.13a程度と書かれていましたが、核心まで行くのは「ダイモス」や「フォボス」を登るよりは易しく感じました。
ただ、核心がひたすら悪くて、最後の4手でが絶望的でした。

ガバフレークでレストして、プロテクションをとった後に、2本指の浅く痛いフィンガーからルーフ出口の「カド」へのランジ。これは何度も何度もやったけど、2~3回止まっただけでした(しかもロープにテンション気味だった)。

ランジの後にすぐ左のカンテ?へ左手を送るのは1度も出来ず(佐藤さんはこれが一番悪いと言っていました)。
その次の右手カチを取って引き付け、次の左手を取れば終わりみたいですが、そこは触ることが出来ず、結局抜けることは1度も出来ませんでした。

核心までが12d~13a程度で、4手追加されて14aになってしまうことから分かるように、核心は非常に悪かったです。ボルダーグレードで言えば二段以上はあるんじゃないかと感じました。
これ以上やっても進歩がないなと思い諦めてしまったわけですが、来シーズンまでにもっと強くなって、またトライしたいと思っています。

それにしても、このルートが20年も前に登られていたというのは驚きです。
さすが吉田和正!という感じですね。

写真はマーズのランジを止める佐藤さん。

2010年2月25日木曜日

軍鶏


今日は午前に鳳来ボルダーへ。

9時に駐車場に着いて、早速「軍鶏」(二段)へ。
アップで最後の部分の3級を登ったら、体はけっこう動く感じ。
軍鶏をスタートからやったら1回目はルーフ中の右手カチを取り損ねて落ち、2回目に登れました。

軍鶏は前から登りたいと思っていた課題だったし、二段を登ったのは初めてに近い感じだった(何年か前に小川山で登ったけど、オンサイトしてしまい、あまりに易しく感じたので)ので嬉しかったです。

急いで移動して、次は「たゆたい」(1級/初段)。何回かやってムーブはだいたいこんな感じかーと分かったものの、時間切れ。
次回は登れそうかな?

用事があったので11時前には引き上げました。

2010年2月10日水曜日

アイスクライミング





日曜の夜出発で成瀬さんとアイスクライミングをしに行きました。 

シークレットエリア入り口に着いたのは1時過ぎ。
僕は徹夜明けだったので眠かったけど、結局寝たのは2時半頃。 
翌日は6時半起床。眠かったです。

 朝食を食べ、8時過ぎに出しで、氷の下には10時くらいに到着。 「真実の氷柱」とその上にある「マンモス氷」を登りました。 約1年ぶりのアイスクライミングでしたが、激パンプ。きつかったー。
また、久々にちょっと歩いたらかなり体力が落ちていることと、膝はちっとも良くなっていないことがわかりました。困ったもんだ。

2010年1月1日金曜日

2009年のまとめ

明けましておめでとうございます。
2010年になりましたね。昨年のまとめです。

-----2009年に登ったもの----

スポートルート
O.S.(5.12以上)
はつじょうき(5.12a)備中・羽山
たぶんだいじょうぶでショウ(5.12b)鳳来・ハイカラ岩

R.P.(5.13以上)
ディーバ(5.13a/b)鳳来・ひょうたん
早撃ちマン(5.13b)鳳来・日陰岩
ピプラギ(5.13c)鳳来・ハイカラ岩 第2登?
天徳貴人(5.13d)鳳来・鬼岩メインウォール
ガンジャ(5.13d)鳳来・ハイカラ岩
エゴマニアック(5.14a)鳳来・ハイカラ岩
ガンジャエクステンション(5.14a)鳳来・ハイカラ岩 第5登?

クラック(5.11以上)
O.S.
スネークマン(5.11a)名張・第一岩壁

R.P.
アダム(5.11b)瑞浪
スイートジャム(5.11c)豊田・天下峰
蜘蛛の糸(5.11c)小川山・屋根岩2峰
イムジン河(5.11d)小川山・お殿様岩
イマジン(5.11d?)豊田・大田城址 第4登?
マリオネット(5.12a)J・アストロドーム
スコーピオン(5.12a)J・浮山橋
タコ(5.12b)J・なみだち
イッカク(5.12?)J・バンブー北の磯
モータードライブ(5.12b/c)J・アストロドーム
フォボス(5.12d)J 第5登ぐらい?


沢登り
イワンヤ沢
五十沢 中流部・上流部

大滝登攀
鼻白滝
ほしやわた滝
----------

昨年はフリーの成果が多かった年でした。
自分としてはちょっと出来すぎなぐらいかなと思います。

今まで鳳来でずっと登ってきましたが、鳳来でのクライミングは一段落なのかもしれません。
近いからこれまで通り行くとは思うけど、その頻度は減るのかな?
その分、今年はクラッククライミングをもっと本格的にやりたいと思っています。

昨年は皆様には大変お世話になりありがとうございました。
みなさんのおかげで、楽しくクライミングが出来ました。

今年もよろしくお願いします!

城ヶ崎ツアーまとめ

ツアーまとめ

12月21~25日よりO田さんと登ることになり、20日の夜に現地へ。O田さんと合流。

21日はアストロドームへ行きました。
この日の目当ては「モータードライブ」(5.12b/c)です。

「カッパラダイス」(5.11a)でアップをして、さあオンサイトトライ!
が、出だし数メートルで登り、カムを決めたところで手がすっぽ抜けてフォール。
たぐる前だったので良かったですが、グラウンドフォールすれすれでした。やばかった。

で、エイドダウンして、O田さんに交代。
O田さんはムーブを確認してトップアウト。

僕も次はテンションしながらムーブを確認してトップアウト。

そして、しばらく休憩した後のトライで登れました。
12b/cなので、クラックのグレードとしては更新したことになりますが、シビアなジャミングは殆どなくて、フェースっぽかったので登りやすかったのかなとおもいます。

ムーブもプロテクションもわかってしまえば…という感じがします。
それでも、このルートはなかなか面白く、登れて嬉しかったです。

ちなみに、杉野さんは「左手のフィンガーを右手のフィンガーに入れ替えるためにチクタクを強いられた」と書いていましたが、僕はそうはならなかったです。

O田さんは次のトライは惜しいところで登れず。


22日
O田さんはモータードライブ。僕は浮山橋で「スコーピオン」(5.12a)をやりたいなと思い、とりあえずアストロドームに行って、O田さんに一発で決めてもらってから浮山橋へ移動しようかというプランでしたが、アストロドームがちょっと寒そうだったこともあり、先に浮山橋へ行き、その後でアストロドームへ移動することにしました。

スコーピオンのオンサイトトライは中間のフィンガーのトラバースを越えようとしたけど、出来ずにフォール。ここがいまいちよくわからず、その後もテンテンでトップアウト。

アストロドームに移動後、O田さんはモータードライブを余裕でR.P.。浮山橋へまた戻りました。

その後はO田さんもスコーピオンにトライ。
僕は3トライしましたが、毎回中間部のフィンガートラバースで落ちてしまいました。
しかし、ここはO田さんがムーブを解決。しかしO田さんも登れず。
12aが登れないということで2人でちょっとヘコミつつ引き上げました。

23日
この日はレスト日。
いがいが根駐車場からなみだちまで歩いただけで、あとは温泉に入ってのんびり。
夕方には寝てしまいました。

24日
浮山橋でスコーピオンにトライ。
1回目は中間部のフィンガートラバースでうまく指が入らずフォール。
指にテーピングしたけど、それが良くなかったみたいです。テーピングをはがしたらムーブが出来るようになりました。
最後までムーブを確認。次のトライで登れました。
スコーピオンは憧れのルートだったので、登れて嬉しかったです。
フィンガーのトラバースはなんだか苦手で、12aにしては難しく感じました。
マリオネットと同じグレードには思えなかったです。
O田さんもレッドポイント。
最高のクリスマスだねーと言いながら乾杯しました。
が、すぐに酒が無くなり、ほとんどお茶ばっかりでした。

25日
「タコ」(5.12b)か「シュリンプ」(5.12c)かどちらにしようか?と相談していたけど、シュリンプをやることに。
まず行ってみて、ルートを見ると乾いていそう。登れるんじゃないの?とか話しながら、終了点を準備して、懸垂して下に降りると、なんと染み出しが。
やろうかやらないか迷ったけど、結局やらないことに。
登り返したり、荷揚げしたりかなり時間をロスしてしまいました。

そして、タコをやることにしました。
またジャンケンに勝って、僕がオンサイトトライ。しかし、出だしからいきなり悪い。
で、下の広いところからクラックに入ってすぐのところで落ちてしまいました。
で、核心と思わしき所は適当に抜けただけの感じになってしまいました。

しかも、カムは1セットづつしか持って行かなかったので、ちょっと面倒なことに。
サイズによっては3個あるとちょっと楽かなー。

2トライ目はやっぱり核心と思わしき所でテンション。
プロテクションを取るタイミングを変えてみることにしました。

3トライ目は核心を越えた!と思ったけど上部の紫キャメを取り、さらに赤エイリアンもとった後にフォール。なんてこった。しかも鳳来鬼岩のメインウォールみたいに後ろが近いので、グラウンドフォールすれすれ。3回もやってつかれたし、駄目だったか…。とがっかり。
しかし、このルートはこれまでやっていたルートに比べると傾斜がないので、あんまり疲れてない。
という事で、最後にダメもとでやってみたら、核心のジャミングがしっかり決まりなんとR.P.出来ました。
タコは城ヶ崎では珍しいすっきりとしたクラックで、ジャミング指数の高いクラックだったので、登れて嬉しかったです。
でも、僕は良いところから良いところに行く感じで登っていて、悪いジャミングで耐えるとかはあんまりしていないのですが。
また、O田さんがムーブを解決してくれなかったら登れていなかったかもしれません。
自分で解決できたらもっと良かったんだろうな。

この日でO田さんは帰宅。
O田さんにはクライミングの事でもそれ以外でもいろいろ刺激を貰いました。
また一緒に登りたいな。

26日
レスト。温泉に入ったりした後はただただのんびり。
夜にS藤さんと合流。
S藤さんは成瀬さんからよく話を聞いていたり、雑誌でよく見るのですが、実際に会ったのは岩場での2回ぐらいだけだったし、ちょっとしか話をしたことがなかったのでちょっと緊張していました。が、酒を飲みながら話をして、緊張もほぐれたところで早めに就寝。
しかし、S藤さんが「ガンジャエクステンション」を登ったときに貰ったお祝いの日本酒というのを少しもらって飲んだら、頭が痛くてなかなか寝付けませんでした。
辛かったなー。2杯ぐらいしか飲んでなかったのに。

27日
S藤さんと海亀エリアへ。
エイドダウンして取り付くルートで、時間もかかるので、早起きして早めに出発。
フォボス(12d)にトライして1回目はトップアウト出来ず。
S藤さんは1回目にR.P.(前に1日だけやったそう)。
それを参考にしつつ、2回目にムーブを解決。
3回目は核心手前で落ちてしまい、ムーブが出来なくなってしまいました。
ルーフでよれちゃったのかなー???もう駄目だな、と思ってやめて降りました。

もうやめようと思っていましたが、なんとダイモス(13a)をS藤さんが2撃!
見ていて熱くなるものがありました。僕も頑張らねば!
そして、S藤さんが「もう1回やったら?」と言ってくれたこともあり、もう1トライ。
核心手前の出来なくなっちゃったと思った場所が出来て、第1核心もこなせた!レスト後の核心は夢中で行って、最後はよれててやばかったけど、なんとかR.P.出来ました。
かなり出しきったトライで、充実感がありました。

このルートは面白かったなー。ダイモスも面白そうで、いつかやってみたいなーと思いました。

S藤さんはツヨツヨで、僕とはちょっとレベルが違う感じでした。
フリーが専門ではないのに、なんでこんなに強いんだろう?

そしてこの日は終了。S藤さんは帰っていきました。

この後も僕は残って数日登る気でいましたが、疲れがたまっていたり(結局風邪引いたみたいでした)、Aのビレイで登るのがちょっと不安だったり(リードのビレイは数回しかしたことがなかいので)して、いまいちやる気が出ず。
30日に帰宅しました。

今回は5日間登って、クラックの5.12代を4本レッドポイントと、かなり成果があって嬉しかったです。
城ヶ崎のクラックは面白いなーと思いました。クラックというと地味なムーブ、耐えるクライミングというイメージがありましたが、ここのクラックはフェース的な要素が加わり、ダイナミックなムーブも多く、楽しいです。
また近いうちに行く予定ですが、楽しみです。

また、今回はO田さん・S藤さんというスーパーアルパインクライマーと登りましたが、勉強になったり刺激を貰ったり。すごくためになった1週間でした。