2010年1月1日金曜日

城ヶ崎ツアーまとめ

ツアーまとめ

12月21~25日よりO田さんと登ることになり、20日の夜に現地へ。O田さんと合流。

21日はアストロドームへ行きました。
この日の目当ては「モータードライブ」(5.12b/c)です。

「カッパラダイス」(5.11a)でアップをして、さあオンサイトトライ!
が、出だし数メートルで登り、カムを決めたところで手がすっぽ抜けてフォール。
たぐる前だったので良かったですが、グラウンドフォールすれすれでした。やばかった。

で、エイドダウンして、O田さんに交代。
O田さんはムーブを確認してトップアウト。

僕も次はテンションしながらムーブを確認してトップアウト。

そして、しばらく休憩した後のトライで登れました。
12b/cなので、クラックのグレードとしては更新したことになりますが、シビアなジャミングは殆どなくて、フェースっぽかったので登りやすかったのかなとおもいます。

ムーブもプロテクションもわかってしまえば…という感じがします。
それでも、このルートはなかなか面白く、登れて嬉しかったです。

ちなみに、杉野さんは「左手のフィンガーを右手のフィンガーに入れ替えるためにチクタクを強いられた」と書いていましたが、僕はそうはならなかったです。

O田さんは次のトライは惜しいところで登れず。


22日
O田さんはモータードライブ。僕は浮山橋で「スコーピオン」(5.12a)をやりたいなと思い、とりあえずアストロドームに行って、O田さんに一発で決めてもらってから浮山橋へ移動しようかというプランでしたが、アストロドームがちょっと寒そうだったこともあり、先に浮山橋へ行き、その後でアストロドームへ移動することにしました。

スコーピオンのオンサイトトライは中間のフィンガーのトラバースを越えようとしたけど、出来ずにフォール。ここがいまいちよくわからず、その後もテンテンでトップアウト。

アストロドームに移動後、O田さんはモータードライブを余裕でR.P.。浮山橋へまた戻りました。

その後はO田さんもスコーピオンにトライ。
僕は3トライしましたが、毎回中間部のフィンガートラバースで落ちてしまいました。
しかし、ここはO田さんがムーブを解決。しかしO田さんも登れず。
12aが登れないということで2人でちょっとヘコミつつ引き上げました。

23日
この日はレスト日。
いがいが根駐車場からなみだちまで歩いただけで、あとは温泉に入ってのんびり。
夕方には寝てしまいました。

24日
浮山橋でスコーピオンにトライ。
1回目は中間部のフィンガートラバースでうまく指が入らずフォール。
指にテーピングしたけど、それが良くなかったみたいです。テーピングをはがしたらムーブが出来るようになりました。
最後までムーブを確認。次のトライで登れました。
スコーピオンは憧れのルートだったので、登れて嬉しかったです。
フィンガーのトラバースはなんだか苦手で、12aにしては難しく感じました。
マリオネットと同じグレードには思えなかったです。
O田さんもレッドポイント。
最高のクリスマスだねーと言いながら乾杯しました。
が、すぐに酒が無くなり、ほとんどお茶ばっかりでした。

25日
「タコ」(5.12b)か「シュリンプ」(5.12c)かどちらにしようか?と相談していたけど、シュリンプをやることに。
まず行ってみて、ルートを見ると乾いていそう。登れるんじゃないの?とか話しながら、終了点を準備して、懸垂して下に降りると、なんと染み出しが。
やろうかやらないか迷ったけど、結局やらないことに。
登り返したり、荷揚げしたりかなり時間をロスしてしまいました。

そして、タコをやることにしました。
またジャンケンに勝って、僕がオンサイトトライ。しかし、出だしからいきなり悪い。
で、下の広いところからクラックに入ってすぐのところで落ちてしまいました。
で、核心と思わしき所は適当に抜けただけの感じになってしまいました。

しかも、カムは1セットづつしか持って行かなかったので、ちょっと面倒なことに。
サイズによっては3個あるとちょっと楽かなー。

2トライ目はやっぱり核心と思わしき所でテンション。
プロテクションを取るタイミングを変えてみることにしました。

3トライ目は核心を越えた!と思ったけど上部の紫キャメを取り、さらに赤エイリアンもとった後にフォール。なんてこった。しかも鳳来鬼岩のメインウォールみたいに後ろが近いので、グラウンドフォールすれすれ。3回もやってつかれたし、駄目だったか…。とがっかり。
しかし、このルートはこれまでやっていたルートに比べると傾斜がないので、あんまり疲れてない。
という事で、最後にダメもとでやってみたら、核心のジャミングがしっかり決まりなんとR.P.出来ました。
タコは城ヶ崎では珍しいすっきりとしたクラックで、ジャミング指数の高いクラックだったので、登れて嬉しかったです。
でも、僕は良いところから良いところに行く感じで登っていて、悪いジャミングで耐えるとかはあんまりしていないのですが。
また、O田さんがムーブを解決してくれなかったら登れていなかったかもしれません。
自分で解決できたらもっと良かったんだろうな。

この日でO田さんは帰宅。
O田さんにはクライミングの事でもそれ以外でもいろいろ刺激を貰いました。
また一緒に登りたいな。

26日
レスト。温泉に入ったりした後はただただのんびり。
夜にS藤さんと合流。
S藤さんは成瀬さんからよく話を聞いていたり、雑誌でよく見るのですが、実際に会ったのは岩場での2回ぐらいだけだったし、ちょっとしか話をしたことがなかったのでちょっと緊張していました。が、酒を飲みながら話をして、緊張もほぐれたところで早めに就寝。
しかし、S藤さんが「ガンジャエクステンション」を登ったときに貰ったお祝いの日本酒というのを少しもらって飲んだら、頭が痛くてなかなか寝付けませんでした。
辛かったなー。2杯ぐらいしか飲んでなかったのに。

27日
S藤さんと海亀エリアへ。
エイドダウンして取り付くルートで、時間もかかるので、早起きして早めに出発。
フォボス(12d)にトライして1回目はトップアウト出来ず。
S藤さんは1回目にR.P.(前に1日だけやったそう)。
それを参考にしつつ、2回目にムーブを解決。
3回目は核心手前で落ちてしまい、ムーブが出来なくなってしまいました。
ルーフでよれちゃったのかなー???もう駄目だな、と思ってやめて降りました。

もうやめようと思っていましたが、なんとダイモス(13a)をS藤さんが2撃!
見ていて熱くなるものがありました。僕も頑張らねば!
そして、S藤さんが「もう1回やったら?」と言ってくれたこともあり、もう1トライ。
核心手前の出来なくなっちゃったと思った場所が出来て、第1核心もこなせた!レスト後の核心は夢中で行って、最後はよれててやばかったけど、なんとかR.P.出来ました。
かなり出しきったトライで、充実感がありました。

このルートは面白かったなー。ダイモスも面白そうで、いつかやってみたいなーと思いました。

S藤さんはツヨツヨで、僕とはちょっとレベルが違う感じでした。
フリーが専門ではないのに、なんでこんなに強いんだろう?

そしてこの日は終了。S藤さんは帰っていきました。

この後も僕は残って数日登る気でいましたが、疲れがたまっていたり(結局風邪引いたみたいでした)、Aのビレイで登るのがちょっと不安だったり(リードのビレイは数回しかしたことがなかいので)して、いまいちやる気が出ず。
30日に帰宅しました。

今回は5日間登って、クラックの5.12代を4本レッドポイントと、かなり成果があって嬉しかったです。
城ヶ崎のクラックは面白いなーと思いました。クラックというと地味なムーブ、耐えるクライミングというイメージがありましたが、ここのクラックはフェース的な要素が加わり、ダイナミックなムーブも多く、楽しいです。
また近いうちに行く予定ですが、楽しみです。

また、今回はO田さん・S藤さんというスーパーアルパインクライマーと登りましたが、勉強になったり刺激を貰ったり。すごくためになった1週間でした。

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