8月16~18日で成瀬さんと沢へ行ってきました。
本当の目的だった所は天気が悪く、南の方は天気が良さそうだったので予定を変更して紀伊半島へ。
弥山川のゴルジュ~双門の滝を登ってきました。
16日に入山。
入山口にあった登山道の案内の看板
歩き出してしばらくすると天気が悪くて雨がザアザア降ってきて、これでやれるのか??と言う話に。
やめて違うところに転戦しようか?とか話すも、結局とりあえず一の滝まで行ってみる事に。
雨は降ったり止んだりだったけど、一の滝に着いた頃にまたしてもザーザー降ってきました。
一の滝に着いたのは15時半頃。
やっぱりやめようか?戻って明日から違う沢に行くことにして大移動しようか?と話したけど、とりあえずやってみることに。
滝下に泊まって、17日朝7時から登攀スタート。
一の滝と二の滝
まずはチムニーを登ります
一段上がったところでロープを出しました。
乗っ越した後は快適に登り、次は二の滝。
二の滝は左壁を登る。快適です。
快適にフォロー中
二の滝を登ったら少し歩くとすぐに三の滝があります。
寒いけど水に入らねば。
一瞬泳いだ後、チムニーを登る。
チムニー内のテラスでロープを出す。上部は被った壁を人工で登る(残置ボルト・ハーケンあり)。
悪かったなー。
この先も滝が続きます。これは左壁を登りました。
これは右壁。易しかったと思います。
この頃にまた雨が降り出してしまいました。この先に不安を覚えつつ、でも行くしかないし。
チョックストーン滝。立派です。
奥に脱出口が!
脱出口は狭く、ギアが引っかかったりして通り辛いです。
滝上にて
易しい滝。そのまま登れます。
14時頃にやっと双門の滝へ到着。立派です。
しかし、「どうやって登るんだこれ?」というぐらい圧倒的です。
まずは、この写真で成瀬さんがいる場所の少し先の先端まで登ります。
水流を渡って、反対側にあるクラックへ
オフィズスからチムニーに入るところが動き辛かったです。
クラックは段々と広くなっていきます
最後は右のカンテも使いつつ登って、テラスへ
テラスから奥へ進むとクラックがあり、ここを乗っ越します。写真では見えませんがダブルクラックになっています。正面のクラックはコケがすごかったですが、左面に入ったクラックはけっこう綺麗でした。
あとは奥へ進んで水流をまたいで落ち口へ
落ち口にて
その後も滝は続きます。これは簡単でそのまま登れました。
これは難しそう。すでに17時半も回っていたし、巻きました。
あとは穏やかになった流れを進んでいくと、登山道も降りてきます。
そのまま進んで河原小屋の辺りまで行き、ここでビバークとしました。
しかし、軽量化のためシュラフカバーのみだったので寒かったー。
なかなか眠れませんでした。寒いのは苦手です…。
翌朝は成瀬さんは空身で八経ヶ岳まで行くと5時過ぎに出て行きましたが、僕は眠さに勝てずもう少し寝て、荷物をいっぱい持ってゆっくり下山。
しかし、この下山の長かったこと…。しかも食料がパン1個のみだったので、バテました。
登山道から双門の滝が良く見えました。すばらしい滝でした。
一の滝の少し上ぐらいで成瀬さんに追いつかれ、あとは一緒にのんびりと下山しました。
今回は予定していた所には行かれなかったけれど、久々に登攀の入る沢に行って楽しかったです。
特に双門の滝は一見登れそうに見えなかったけれども、絶妙にラインがつながっていて、オールフリーで水流際を登れたっていうのが良かったです。
これだけクラックがしっかりあって、こんなにジャミングを使って登った滝は初めてかもしれません。
楽しかったです。
下山後車を走らせているとザーザー降りの雨に。
3日間とも断続的に雨になったものの、増水するほどの雨にならなくて良かったです。
双門の滝の登攀ライン
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